
withコロナでも諦めない ! ふたりの結婚式とは
2020年は新型コロナウイルス (以降コロナ) の影響で、結婚式を控えているカップルにとっては受難の年となりました。
結婚式は一生に一度の晴れ舞台、1年以上前から計画している人も多くいらっしゃいます。
1年前といえば、コロナなど想像もおよばなかった時期。まさか、こんな未曾有の事態になるなんて、誰も予想できませんでした。
今年の結婚式を予定していたカップルからは、次のような悩ましい声が聞かれます。
- 2020年春予定していた式を2021年3月に延期。現状を考えると3月も危うい様相だが、妻が延期を嫌がる
- 新婦の地元で式をあげるので招待客が多い。自分は少人数でも招待するのをためらっているのだが、バランスがとれない
- 仕事の関係上式を延期したくないが、この状況でどうすればいいのか
- 招待される側として、1カ月後の結婚式に招待されているが、いつまで返事すればいいのか
- すでに妊娠しており妻や両親のためにも、ぜひいま結婚式をと考えているが、自粛ムードの中どうすればいいか
- キャンセル料が高いので結婚式強行するが、万が一にもコロナ感染した場合の責任は誰が負う?
どのお悩みも、これまで誰も経験したことのないような内容ばかり。
もう結婚式をあきらめるしかないの? と涙目のあなた。
いいえ、そんなことはありません。
withコロナでも、工夫をすれば家族・友人から祝福してもらえる結婚式を行うことができるんです。
この記事では、従来の披露宴以外にどのようなスタイルが考えられるかについて、見ていきたいと思います。
1. 少人数スタイル
親族とごく親しい友人のみの小規模なパーティーで、ふたりの結婚をお披露目することができます。
すでに予約している場合は、このようなコンパクトな形式に変更が可能かどうか、式場に確認してみましょう。このような状況ですから、式場も柔軟に対応してくれるところが多いはずです。
- ゼッタイ延期するのは嫌だ
- せっかくの晴舞台だから友人に見てもらいたい
- 自粛ムードでも、親しい人だけでも招いて式をやりたい
- 子どもが生まれるといつできるかわからないから、今やりたい
以上のように考えているカップルには適しているといえます。少人数なので、コロナ対策もしっかり行うことができます。
数十人規模の披露宴より、アットホームで温かい雰囲気のパーティーになること請け合いです。
2. 親族 + 友人 2回に分けるスタイル
少人数では少し物足りないな、と感じているカップルには、2部制の披露宴はいかがでしょうか。
第1部では親族を招いて、落ち着いた雰囲気でお披露目、第2部では友人・同僚を招いて楽しく和気あいあいとしたパーティーを企画してみましょう。
それぞれの枠が最初の予定より少し時間短縮されるかもしれませんし、衣装はどうするかという問題もありますね。式場にどこまで変更可能か、問い合わせてみるといいかもしれません。
せっかくの結婚式ですから、できれば多くの人に祝福してもらいたいと思うのは当然です。でもコロナ感染は避けたい。そのような気持ちを大切にしたいカップルにとっては、よい選択かもしれません。
3. 結婚式にオンライン参加スタイル
たとえば、新婦は友人に足を運んでもらいたがっているが、自分はコロナが心配で招待したくない、と意見が割れてしまうカップルもいることでしょう。
そんなときは、リアル参加かオンライン参加、を選択できるようにすればいいと思います。
せっかくの結婚式だから、安心安全を第1に、友人知人に参加してほしい。
そのような思いを持つカップルにとっては、うってつけのスタイルです。
リアルで出席したい人、出席したいのにコロナが心配で躊躇している人、どちらの希望も叶えられる方法なので、コロナ時代にはありがたい選択肢ですね。
すでに式を予約済で変更する場合は、オンライン参加を実現するための設備が整っているか、式の様子を撮影する手配が可能かどうか、確認する必要があります。
また、オンライン参加してくださった方へ、記念品等を送付するサービスもあると充実しますね。
4. フォト婚スタイル
リスクは徹底的に排除したいけど、ふたりの結婚は報告したい、という場合は、フォト婚という選択肢もありです。
予算に応じてロケーションや衣装の選択が自由ですし、プロのカメラマンに撮影してもらうので、最高に輝くふたりの姿を写真におさめることができます。
ご両親や友人に撮影現場に立ち会ってもらうこともできるでしょうし、その後の流れで食事会も計画できるでしょう。
コロナ感染のリスクが最も低いスタイルともいえます。ウェディングドレスに身を包み、最高の笑顔で撮影に臨めば、結婚したんだなという実感も味わえます。
5. 責任問題について
最後に、withコロナでの結婚式開催における責任問題について取り上げてみます。
結論を先に申し上げると、出席して万一コロナに感染したら責任は取ってくれるのか、と聞いてくるような方は、丁重にお断りしましょう。
おめでたい招待を受けたにもかかわらずこのような質問を投げかけてくる人は、本当の意味であなたの幸せを祝福しているとは言えません。それほど恐れているなら、出席は辞退してお祝いの気持ちを送ればいいだけのことです。
コロナは天災です。国をあげて手洗い、マスクの着用を含む咳エチケットを推奨し、個々も密を避ける、部屋の換気といった予防策を取っています。とはいえ、万全を期していても感染する人はいて、逆に何の感染予防策を講じていなくても、かからないというケースも。神のみぞ知る、の領域なのです。
ですから、コロナ感染は誰のせいでもない、ということを覚えておいてほしいと思います。思いつくかぎりのコロナ対策を講じたうえで結婚式を行えば、それで十分なのです。
なお、ブライダル業界では、コロナ禍における結婚式について、以下のようなステートメントを公表しているので、こちらも参考にしてみてください。
NEW NORMAL for HAPPY WEDDING宣言
withコロナでも諦めず、ふたりだけの特別な結婚式をぜひ実現してくださいね。